ドライアイとは
涙の分泌量が減ったり、目の表面を潤す力が低下した状態をドライアイと呼びます。
Check Point
- 目が疲れやすい
- 目やにが出る
- 目がゴロゴロするなど不快
- 目が痛い
- 目がかゆい
- 目が赤い
- かすんで見える
- 理由もなく涙が出る
- 光をまぶしく感じる
- 目が乾いた感じがある
- 目が重たい感じがする
5つ以上当てはまる方はドライアイの可能性があります。
涙は涙腺という組織で作られ、まばたきをすることで目の表面に行き渡ることで目を潤します。しかし、涙の分泌量の減少、涙の質の低下によって、目の表面を潤す力が低下する状態となることがあり、これをドライアイと呼びます。現在、オフィスワーカーの3割がドライアイと言われています。 涙は油層、水層、ムチン層という成分でできていますが、このバランスが崩れると涙が蒸発しやすくなったり、眼の表面に傷がつきやすくなったりします。

治療法
ドライアイは、生活習慣や他の病気で涙の量や質を変えてしまう病気なので、市販の目薬で水分を補うだけではなく、眼科への相談をすることをおすすめします。
薬の処方・治療
ドライアイの治療には、点眼液によるものと涙点閉鎖による治療があります。
点眼液で治療する場合
従来は、水分補給して傷ついた角膜を修復するタイプの目薬が使用されていました。最近は、涙の各成分に直接働きかけるタイプの目薬が開発され、患者様の涙のタイプに応じて正常に機能していない涙の層をターゲットとする、層別治療を行うことが増えました。
涙点閉鎖による治療の場合
点眼液での治療に効果が見られない場合は、涙点閉鎖による治療を行います。
涙が出てくる涙点を閉じて涙の流出を抑え、涙を目の表面に十分ためて行う方法です。
涙点を閉じるためには、涙点にシリコンや合成樹脂製の涙点プラグを挿入するほか、涙点を縫い合わせる涙点閉鎖術などが行われます。
日常生活での注意点
- ●パソコン作業は、休憩を取り入れながら、目を休ませつつ、行いましょう。
- ●テレビやパソコンの画面は、目より下に置くようにしましょう。
- ●日光や照明が、テレビやパソコンの画面に映り込まないようにしましょう。
- ●部屋の湿度を一定に保ちましょう。