梅雨に入りじめじめした季節ですが、皆さん体調はいかがですか?
まるひさ眼科のスタッフは今日も元気に働いています!
さて、今日はアルコンさんより白内障手術に使用する眼内レンズについて勉強会が
行われました。
アルコンのレンズ『アクリソフ』について詳しくお話します。
アクリソフは発売以来、1億眼を達成し、世界でも指示されています。
以前の問題点をふまえ・・・
◆2012年 製造工程で温度・湿度の変更
※ 眼内レンズの表面の粗さと潜在的異物の
付着リクスを減らす事に成功
◆2016年 鋳型の改良
※ 眼内レンズの作り方は2種類あり
鋳型で焼く方法と、レンズの表面を削り作成する
2パターンに分かれます
アルコンでは鋳型で焼き、レンズ度数の誤差を
最小限に減らす事に成功
上記の改良により、アルコン社最高傑作の眼内レンズが生まれました。
アクリソフは嚢内の安全性と強度を考慮して設計され、様々な水晶体の形状に適合。
眼内レンズ挿入2日後から視力安定するデータが出ています。
とても魅力的な眼内レンズの様です。
当院では白内障手術を行っており、患者さんに大変喜ばれています。
1人でも多くの患者さんに、生涯見える幸せを・見える喜びを
味わっていただきたいと願っています。
一気に暖かくなり、気持ちのいい季節となりました。
本日まるひさ眼科では、参天製薬による勉強会が開催されました。
『緑内障の継続治療を目指して』
今回は、目薬の必要性・継続の重要性についてお話します。
緑内障と診断された場合の治療の継続率
開始後 3ヶ月・・・70%
6ヶ月・・・68%
1年・・・・60.9%
※治療開始から1年後40%の患者さんが眼科を受診しなくなっています。
衝撃的な結果です。医療従事者である私たちは、患者さんに定期的に
受診していただける様に努力の必要があると感じました。
✿患者さんによる要因・・・理解不足、治療効果の実感がない
✿医療側要因 ・・・説明不足
✿環境要因 ・・・家族でサポートしてくれる人がいない
✿治療薬の要因 ・・・効果不十分、副作用がある
様々な理由により治療継続が出来ない様です。
緑内障になると、見える範囲が長い時間をかけて狭くなる病気です。
自覚症状がないので全く気付かないとても怖い病気です。
一度見えなくなった所は後から戻すことは出来ません。
目薬を忘れずにする事が大事なのです。
《毎日点眼を忘れない為の工夫》
①いつ点眼するか決める
②どこに目薬を置くか決める
③点眼したら印をつける
一人ではなかなか続けられないものです。周囲の協力が必要です。
★今日の点眼忘れてない?
★目薬足りてる?
★次の診察日もうすぐだね ・・・など
声かけをする事で患者さんの治療継続につながります。
やってみたいことは沢山ある
あなたの豊かな人生の為に・・・
毎日欠かさず目薬をさすさすことを事を
忘れないで下さい!
花粉症シーズンも落ち着き、一気に春を感じる季節となりました。
さて、まるひさ眼科では今日もスキルアップの為の勉強会が行われました。
今回は緑内障ガイドライン改定点について勉強しました。
改定点は沢山ありましたが、今回は抜粋してお伝えします。
①小児緑内障の診断について
今までは発達緑内障という分類であったが、小児緑内障という分類が新たにできました。
②SLTの追記
当院でもレーザー治療を行っております。施行された患者さんの眼圧が低下し、視野狭窄の
進行を防ぐ手立てになっています。
③前視野緑内障の名称追記
乳頭に気になる所見はあるが、視野検査などに異常ない人の事。
④OCT検査の緑内障診断の意義
緑内障判断はハンフリー結果は勿論の事、OCT結果も需要な資料となる。当院でもOCTの検査
により、視神経状態を確認しています。
《緑内障治療総論》
☆眼圧下降が1番である
☆緑内障の病型や病期に関わらず有効である
☆眼圧下降に際して眼圧値とその変動に対する注意が必要
《緑内障治療薬について》
まずはプロスタグランジン剤が最も有効である
眼圧を下げるB遮断薬も第1選択になり得る
※各目薬の注意点
プロスタグランジン剤・・・充血、色素沈着
B遮断薬 ・・・気管支収縮
患者さんお一人お一人に合った目薬を当院では処方しています。
緑内障に対する目薬やレーザー治療が進化しています。
まるひさ眼科も常に最先端の治療に携わる事により緑内障患者さんに不自由のない
生活を送っていただけると信じています。
参天製薬さんより、今年10月に発売になった健康補助食品
『サンテ グラジェノックス』について勉強会を開催して頂きました。
サンテ グラジェノックスは“ 眼・健康づくりに良いサプリメント ”です。
参天製薬より報告
《患者様からの声 》・ 眼に良い事は少しでもしてみたい!
・サプリメントなど自分で出来る事があれば
指導・紹介してほしい!
・ 緑内障の調子は良いが何か気軽に
出来る物があればしてみたい!
この様に、患者様は意外とサプリメントを求めているという事が分かったそうです。
主な成分として“ 松樹皮エキス・ビルベリーエキス ” 配合。
効能・効果としては
☆ 眼・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 眼圧下降、血流改善、神経保護
(キサラタン点眼液との併用により、さらに眼圧下降結果が出ている)
☆ 関節・ ・ ・ ・ ・ ・ ・痛み、こわばり
☆ アレルギー・ ・ ・ ・ ・ ・喘息症状軽減
☆ 月経・更年期障害・ ・ ・ ・ ・作業記憶の改善
☆ スキンケア・ ・ ・ ・ ・ ・肌の弾力向上、メラニン色素抑制
☆ 抗酸化アンチエイジング・ ・ ・酸化ストレス抑制、肝機能損傷の保護
当院での販売は只今検討中ですが、興味のある方は
先生・スタッフにお尋ね下さい。
千寿製薬主催の勉強会が行われました。
インシデント・アクシデントの事例、アイファガン点眼薬について勉強した事を
報告します。
まず “ インシデント・アクシデント ”皆さんは聞いた事ありますか?
✿インシデント・・・出来事。ちょっとした事件
✿アクシデント・・・不意の出来事。事故
事例① 事例② 事例③
・病院内の自動ドアで手を挟む ・検査後に気分不良 ・手術室で看護師の手に針が刺さる
危険の度合いは違いますが、どの事例もどこの病院でも起こりえる事です。
まるひさ眼科でも、インシデント・アクシデントが起こった時、一番大切な事は
『患者様の安心を守る』 次に『自分自身・同僚を守る』
以上の事をスタッフ一同が念頭に置く事を再確認しました。
続いて、アイファガン点眼薬について
緑内障治療薬のアイファガンは、当院でも多数の患者さんに処方しています。
全身疾患のある患者さんに対しても安心して使用できるアイファガンですが
副作用で1/3を占めるのはアレルギーで、具体的には充血や眼の周囲の赤みや
腫れなどの症状です。
めまい・眠気・軽眠など体の不調を訴える患者さんもごく僅かいらっしゃいます。
目薬点眼後、些細な変化でもあれば遠慮なく先生・スタッフにお伝えください。
患者様お一人お一人に合った目薬を処方していきたいと思っております。
グラナテック点眼薬について勉強会がありました。
グラナテック・・・・・Rhoキナーゼ阻害薬で、緑内障・高眼圧症治療薬です。
世界初のRock阻害点眼剤で今までとは採用基準が全く異なります。
緑内障・高眼圧症とは…主流出路への房水の流れが不十分または流れ過ぎにより
眼圧が上昇する病気です。
Rhoキナーゼ阻害薬は、呼吸器循環器に影響なく持病があり
目薬制限のある方も使用することができます。
グラナテックは直接房水に効くので眼圧を下げるのに効果大!!
しかも、直接房水に働きかける目薬はクラナテックが初めてです。
(グラナテックの使用仕方)
単独で使用するのではなく、PG関連薬との併用で相乗効果が期待できるようです。
*良い事ばかりのクラナテックですが、副作用もあります。
①充血・・・60% 【点眼10分後~2時間以内】
②アレルギー10% 【長時間使用している患者さんに出る】
【アイファガン点眼薬について】
先日、千寿製薬さんより緑内障治療薬『アイファガン点眼薬』について勉強会を
開催して頂いたのでお話ししたいと思います。
緑内障は加齢が原因の一つと考えられており、
岩国市内でも65歳以上の方が33%を占めているそうです。
《 アイファガン 》
アイファガンは緑内障・高眼圧治療薬です。
🌻主成分はブリモニジン
🌻他の緑内障治療薬との併用可能
🌻全身性への影響は極めて少ない (喘息・心疾患がある方でも使用可能)
[ 充血の報告例がある]
🌻神経保護作用が期待できる
<用法・用量>
1日2回 1回1滴
アイファガンは神経保護作用がある為、視野進行を抑制する効果があり、
他の緑内障治療薬との併用も可能な為、眼圧下降や神経保護を目的として
効果が期待できると考えられます。
全身性への影響は少ないが、充血などの症状が現れる患者様も
いらっしゃるので、来院時はスタッフ内でも注意して確認しようと思います。
心配な事、気になる事がありましたら、是非ご相談下さい。
11月14日に緑内障の点眼について、アルコンさんより勉強会を開催して頂きました❀
緑内障は、点眼を継続する事で症状の進行を抑える事ができる、唯一の手段となります。
そのため、目薬を開発する業者さんも少しでも進行を抑制できるよう尽力され、私たち眼科スタッフも
より良い点眼指導ができるよう、何度も勉強を行っています。
今回は、トラバタンズという点眼薬について主に話をお伺いしました。
緑内障の点眼は、1日の中で眼圧の変動幅をいかになくせるかが問われています。
主に寝ている時の眼圧は、一番上がり易いと言われている為、その時間の眼圧を下げる事で
進行は抑えられます。
トラバタンズは、その1日の眼圧を平均的に下げてくれる優れた点眼薬です。
ただ、人によっても合う合わないがある為、処方の決定に関しては院長が慎重に判断いたします。
今後も、緑内障の患者様の症状が少しでも抑えれるよう、点眼の開発は進んでいくことでしょう。
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