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2013年04月

2013.04.08

緑内障
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桜の季節もいつしか過ぎ、葉桜の季節となりました。
                   葉っぱ
今回は、緑内障についてお話ししましょう。
さて、緑内障とはどんな病気でしょう?
しばしば、緑内障になると失明すると思っている方がいらっしゃいますが、
決してそうではありません。
早期に発見して、治療を開始すれば、そう簡単に失明はしません。
しかし、病状は徐々に進行していくため、早期発見が困難なことも事実です。
緑内障は日本人の中途失明原因第1位【25.5%】を占めています。 
グラフ
 
また、40歳以上の日本人の20人に1人は緑内障と推定されています。
しかし、なんと9割の方がまだ気づいていないと考えられています。
40歳を過ぎたら、一度は眼科受診をし、
           チェックを受けることが大切なのです。

              うさぎナース

では、緑内障について具体的にお話ししましょう。

【病態】
緑内障は、視神経が障害されて、視野が欠けていく病気です。
視野の欠ける原因は、眼圧の上昇などです。
眼圧が高くなることで、視神経が圧迫されて、傷つき、視野が欠けてしまいます。
ただ、視神経の強さは人によって異なり、
眼圧が正常でも、緑内障になってしまう人もいます(正常眼圧緑内障)。 
日本人は、この正常眼圧緑内障の人が多く、約7割を占めています。
視野は、ゆっくりと長い時間をかけて、欠けていきます。
はじめのうちは、なかなか気づくことができません。
しかも、片方の眼の視野が欠けても、反対の眼で補ってしまうため、
両眼で見ると、気が付かないのです。

一度欠けてしまった視野は、元にはもどりません
【治療】
緑内障のタイプや病期によって、異なりますが、
目薬・レーザー治療・手術といた治療法があります。
一般的には、目薬による治療が基本です。
緑内障を早期に発見し、目薬による治療を続けていれば、
多くの場合、失明に至ることはありません。
 
【検査の内容】
眼圧検査
眼底検査
視野検査
光断層干渉計
 
緑内障について、少し、分かりましたでしょうか?
緑内障と診断された方は、主治医の指示のもと、きちんと治療を継続しましょう。
また、そうでない方も、定期的に検査を受けましょう!
 
“見えることは”は、あたりまえのことではなく、
とっても幸せなことです。

眼を大切にしましょう

40歳を過ぎたら、定期的に緑内障の検査を受けましょう!


★検査には、約1時間程度お時間を頂きます。
また、眼底検査をするため、検査後4~5時間見えにくさが生じます。
お車の運転以外で来院下さい。
      
             くまお辞儀

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