2010年01月
1月22日(金)~24日(日)まで学会の為、
休診させて頂きご迷惑をお掛けいたしました。
東京国際フォーラムにて行われた
第33回日本眼科手術学会総会に参加してきました。
会場はとても広く、全国から眼科の医療従事者が参加しており、
とても圧倒されました。
今回参加した学会は手術学会ということで、
各会場では、白内障・緑内障・網膜剥離・・・など
様々な手術の症例・手技・報告の講義が行われていました。
当院では白内障手術を行っているので、
白内障手術に重点をおいて講義に参加しました。
まず始めに簡単に白内障手術について説明をすると、
「白内障手術は眼の中の白い濁りを取り除いた後に、
人工的なレンズを入れる手術です。」
今回の学会では
その眼の中に入れる人工的なレンズにも
単焦点レンズ
↓
多焦点レンズ
↓
トーリック(乱視用)レンズ
とトーリック(乱視用)レンズも出てきているとのことで
日々白内障手術の進歩を実感することが出来ました。
乱視用のレンズが出てきたとのことで、
白内障手術を受ける際、乱視で視力が出ず困っていた方は
今後もう1つの有用な手段として考えて行けそうです。
また、白内障手術後の眼は、ばい菌などが入りやすく
特にデリケートになってます。
その期間は眼内炎などの感染症予防が大切になります。
講義では、感染症予防方法についても
詳しく学びました。
その講義の中でも
手術後の眼内炎は2000件に1件は
起こりうるとのデータが発表されていました。
当院でも開院以来、白内障手術後の眼内炎などの
感染症を発症しないよう努力しております。
学会に参加することにより、
感染症予防の取り組みについては
間違えていないと再認識することもできました。
それは当院のこだわりでもあります。
今後も感染症の発症を限りなくゼロで維持できるように
取り組んでいきたいと思います。
万が一感染症を発症した場合の
処置方法なども同時に学ぶことができました。
万が一の時には迅速な処置が出来るよう・
今回の講義を役立てていけるよう、
今後も日々知識を深めていきたいと思います。
器械展示場では
手術に活用する最新の機械・器具などが
展示されていました。
今回の学会に参加させて頂き
とてもよい刺激になり、また最新の医療の進歩について
詳しく学ぶことができました。
学んできたことを
皆様に反映していけるよう
今後も頑張っていきますので、
宜しくお願い致します。
毎日寒い日が続いていますが、この時期になると
乾燥が気になる方も多いと思います。
当院にも、ドライアイの症状を訴えて
来院される患者様は少なくありません。
先日、
「仕事でパソコンを長時間使うと
目が乾いて疲れるのは、なぜですか?」
という質問を受けました。
パソコンやテレビゲームなどで目を集中して使うときには、
まばたきの回数が少なくなることが分かっています。
そのために、涙の蒸発が多くなり疲れます。
パソコン使用時に自分でできる予防策としては
まばたきを多くし、乾いたらすぐに人工涙液などを点眼すると
楽になると思います。
乾燥を防ぐために加湿器を使うことや、またパソコンのモニター画面を
目の位置よりも下に置き、エアコンの風が直接目に当たらない位置に
座ることも有効かもしれませんね。
涙は、常に一定量が分泌されていて眼表面を潤しています。
これを基礎分泌といいます。
これに対して、悲しいときや、目に異物が入ったり炎症を起こして
出る涙は、反射性分泌です。
….….….….….
「外出すると涙がたくさん出ます」、という方が時々いらっしゃいます。
外出時は、埃が舞ったり、風が当たったり、光に当たったり
室内に比べて、目にとっては悪い環境です。
特に、ドライアイでは目表面が、
涙液によって十分に保護されていないため
「目を守ろう」として、
それらが刺激となって反射性分泌が亢進し、
涙がたくさん出てきます。
外出時には、メガネやサングラスをするなど、
風が直接当たらないようにすることも効果的かもしれませんね。
ただ、一口にドライアイといっても、
異物感・目の充血・痒み・コンタクトレンズ装用時の痛み・・・・
などなど、その症状は非常に多彩で程度もさまざまです。
必ずしも乾燥感を自覚していないことが
むしろ多いので、注意が必要となります。
この他にも何か気になることがあれば
来院時、お気軽に質問をして下さいね。
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