NEWS お知らせ

2011年03月

 東北地方太平洋沖地震により被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げると共に、被災地の一日も早い復興と皆様のご健康をお祈り申し上げます。
 
 当院でも、地震で被害に遭われた方々に対する救援活動を支援し、復興に役立てていただくため、日本眼科医会・日本眼科学会を通して義援金を送らせて頂きました。

                
                 スミレ1
先日、山口市で開催された、
    「山口眼科スタッフ講習会」に参加してきました。
    P3130441_convert_20110313174350.jpg       kousuukai.jpg             
①患者様への応対の仕方
②老視眼の視力矯正の方法
③糖尿病性網膜症
についての講演があり、日々の業務の中での疑問や不安を
全てではありませんが、解決することができました。
              バンザイ
糖尿病性網膜症について、少しご紹介しましょう。
以前にも、糖尿病性網膜症について、お話しましたが、
この病気は、日本での失明原因の「第2位」であり、
予防・早期治療が大切なので、もう一度お話しますね。
              赤いお花
糖尿病とは、血糖値が高い状態が続くことで
全身にいろいろな合併症を引き起こす病気です。
 その糖尿病3大合併症の一つに網膜症があります。
糖尿病患者様の血液は、糖が多く、固まりやすい状態に
なっているため、網膜の毛細血管を詰まらせたり、
血管の壁に負担をかけて、出血を起こしたりします。
(眼底出血)
出血を起こすと、血液の流れが悪くなり、
網膜に酸素や栄養素が不足します。
さらに、症状が進行すると、硝子体出血を起こし、
失明に至る場合もあります。
網膜症の治療は、血糖コントロールが基本であり、
初期の段階では、症状が現れにくいので、
定期的な眼底検査が必要になります。
眼は、体の中で唯一血管の状態を見ることができます。
眼の状態から、体の状態がわかるといっても良いと思います。
糖尿病といわれたら、必ず眼科でも定期検査を受けましょう。
                 
               体重
講演の中で、
「病気があっても、健康人と変わらない人生を送っていただきたい」
と先生が言われてました。
「見えない」という状態にならないように、
網膜症を予防し、明るく、楽しい人生を送りましょう。
 
いつでもご相談下さい。
            
                       ペコリ
                                            スミレ1

2011.03.14

いよいよ花粉シーズン到来です。
ダメダメ
今年の中国地方の花粉飛散量は、
去年の2~7倍多くなると予側されています。
当院でも、1~2週間前頃より、
痒みを訴えて来院される患者様が増えました。
そこで、花粉症についてお話しましょう。
絵本illust1304_thumb.gif
花粉症の主な原因は、春先(2月~4月)に大量に飛散する
スギ花粉であることが多いようです。
●お薬について●image1473.gif
初期療法によって、症状が出る時期を遅らせ、
花粉シーズンのつらい症状を軽くすることができます。

花粉の飛散開始日を基準に、
その2週間前から予防的にお薬を使うと効果的です。                 
抗アレルギー点眼薬には2つの種類があります。
「メディエーター遊離抑制薬」と「ヒスタミンH1(受容体)拮抗薬」です。
このうち、初期療法に有効なのは、メディエーター遊離抑制薬です。
ヒスタミンなどのメディエーターを放出する肥満細胞を
安定化させ症状を抑える働きがあります。
しかし、効果発現には比較的時間がかかるといわれており、
花粉が飛び始める2週間前から点眼しておくことが大切です。
一方、ヒスタミンH1受容体拮抗薬は、
ヒスタミンH1受容体をブロックしますので、
効果発現が速いのが特徴です。
  <メディエーター遊離抑制薬> 
  ・ザジテン
  ・パタノール
  <ヒスタミンH1拮抗薬>  
  ・リボスチン
  ・ザジテン
  ・パタノ-ル
 
また、症状が強い時には、ステロイド剤を使うことも必要です。
当院では、いくつかの薬の中から、
患者様の目の状態に応じて、お薬を選択し、
またいくつかのお薬を組み合わせて使っていきます。
●セルフ予防の一つとして● image1465.gif
眼鏡の使用によって、花粉が眼に入らないようにすることも大切です。
最近では、お洒落な保護眼鏡タイプのものがでています。
 当院でも、いくつか扱っておりますよ。
眼鏡  E145903H_L.jpg  お気軽にご相談下さい。

               image4585.gif

3月19日(土)は、院内研修の為
休診 させて頂きます。
御迷惑をお掛けいたしますが、
何卒宜しくお願い致します。

        ペコリ

2011.03.01

日本アルコン株式会社より、
新しく
、『ネバナックという目薬が発売されました。            
   Nevanac_201010_20110126075721.jpgニコニコ拍手
ネバナックは、非ステロイド性抗炎症点眼剤で、
手術後の炎症を抑え、痛みを緩和する作用があります。
日本アルコン株式会社の担当の方が勉強会を開催してくだり、
より詳しく学ぶことができたので、
皆さんにも御紹介しますね。
                                   
絵本DSCF2214_convert_20110215075641.jpg
①プロドラッグ製剤
これは、狙った組織で、強力に効果を発揮できる薬
ということです。
また、副作用が少ないのも特徴です

②角膜への早い透過性
点眼後、速やかに眼の中に浸透していくので、
効果が速く現れます


③白内障などの手術後に起こる合併症の一つである、嚢胞様黄斑浮腫(眼の奥の網膜が腫れ)の発症を著しく抑えます

点眼後、懸濁性のため、1~3分程度ぼやけますが、
眼になじみ、吸収されると視界もスッキリしますので、
安心してご使用していただけます。
            
                赤いお花
手術後の薬の選択肢が増えました。
皆様の眼の状態に合わせて、
適切なお薬を適切な時期に使っていきますね。
ご不明な点は、遠慮なくお問い合わせ下さい。

なお、この勉強会を開催して下さった、
日本アルコン株式会社さんに深くお礼申し上げます。

ペコリ

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