NEWS お知らせ

2013年12月

緑内障の新薬『 アゾルガ 』登場
 
今年も早いもので、一年の締めくくりの時期になりました.
            image4575.gif クリスマスツリー
11月20日よりアルコン社から
緑内障の新薬『アゾルガ』が発売開始となりました。
先日、勉強会を開いてくださいましたので、報告しますね  
               
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【効能】

炭酸脱水酵素(CA)阻害剤であるブリンゾラミドと
β-遮断剤であるチモロールという異なる作用機序を有する2つの薬剤を
組み合わせた配合懸濁性点眼液です。
【使用方法】

1日2回の点眼
【注意事項】
懸濁性のため、点眼後に『霧視』が生じます。
 
対策として、点眼後しばらく目頭を軽く抑え、目を閉じておくと
症状が改善されるようです。

 
従来、2種類の点眼液を使用されていた方にとっては、
1本の点眼で同等の効果を得ることができるので、よかったのではないでしょうか。

また、目にしみにくい点眼液になっています。

作用機序などによって、選択する薬がそれぞれの患者様で異なりますが、
緑内障治療薬が増えたことで、選択肢も増え、
より良い医療ができるようになったと思います。
薬についてご不明な点などありましたら、
お気軽に声をかけて下さい。
お元気で新年をお迎えになりますように。
        ペコリ ゆきだるま

11月1日(金)~11月3日(日)にかけて、
パシフィコ横浜で行われた
第67回日本臨床眼科学会に参加してきました。
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この学会のテーマはTSUNAGUです。
テーマが作案された2011年は、皆さんの記憶に深く残る「絆」の
年であったことから、このテーマが選ばれました。
また、眼科学が臨床、研究の世界だけでなく、疾病の予防や克服に向けて
様々なアイデアとチャレンジ精神で更に発展していくための
願いもこめられています。
今回もテーマに沿った様々な講演があり、多くを学ぶことができました。
その中から、いくつかご紹介したいと思います。
                                    くま本
近視について
近視の進行は年々低年齢化していると言われています
ある小学校では、入学したての一年生の時はメガネ使用者0人でしたが、
6年後の小学校を卒業する時には約半数がメガネやコンタクトレンズの使用がある、
という調査結果が出ています
あまり早い段階で近視が進行してしまうと
強度近視になる可能性が高くなります。
強度近視は単に近視が進んでいる状態ではなく、
眼球が大きく引き伸ばされるために、深刻な視覚障害を
引き起こすことがあります。
また、白内障や黄斑部出血、網膜剥離といった、
高度の視覚障害や失明の原因となる合併症
引き起こす原因にもなっています。
子どものうちから近視を進行させないためには?
1時間テレビゲームをしたら30分は外の景色を見る、など、目を休ませてあげることが大切です
近くものばかり見ることが多いと、目のピントを合わせる働きをする水晶体と、
それを支える毛様体筋が緊張状態になり、水晶体は厚く膨らんだままの状態になります。
このような状態が続くと、調節機能の働きが弱くなってしまうのです
また、当院では視力回復トレーニング器を設置しております。
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検査器の中の美しい風景を5分眺めるだけで、
遠くの風景を長時間眺めているのと同じだけの効果があります。
もし、お子様が学校の視力検査で視力低下を指摘されてもすぐにメガネは作らず、
一度眼科を受診することをおススメします
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機能性アイウェアについて
これまで、メガネの役割=「視力矯正」
というのが長年の常識でしたが、最近では
機能性アイウェアというものが急速に浸透しつつあります。
どんなものかというと、例えば
 ブルーライトから目を守るメガネ
 ドライアイ用の保湿を保つメガネ
 紫外線カットメガネ
 防塵グラス
など、用途に応じた様々な機能を備えたメガネのことです。
この中から、ブルーライトカットのメガネについて
お話したいと思います。
ブルーライトとは、パソコンやスマートフォンなど、LEDディスプレイから
発せられる青色光のことです。
可視光線の中で最もエネルギーが高く、網膜にまで到達してしまうことにより、
体内時計を狂わせたり、眼に与える影響が懸念されています

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目への影響は…?
目の疲れや、かすみ、痛みといった、ドライアイからくる症状や、
網膜へのダメージなどがあげられます。
目と画面が近づくほど、目に入るブルーライトの量も増えるので
注意しましょう。
全身への影響は…?
体内時計が狂うことで、睡眠障害を引き起こす場合があります。
脳が覚醒させられ眠れなくなるのです。
また、精神状態はイライラしたり、なんと癌の発症率にも関わってくるのです。
乳癌においては、1.7倍~2.7倍になります。
しかし!ブルーライトは決して悪者ではありません
昼間は必要なもので、毎朝ブルーライトを浴びることは、
体内時計をリセットし、脳と体を活性化させる上でとても大切なことです。
つまり、主に夜間、目に入るブルーライトの量を減らすよう
気を付ければいいのです。
例えば
コンピューターを使うのは、就寝2時間前までにする。
10時以降はコンピューターを見ない。
パソコンを使うときは、ブルーライトカットのメガネをかける。
照明を黄色や橙色に切り替える。
というふうに、生活の中で、ブルーライトと上手に付き合っていきましょう
                    パソコン
この他にも勉強してきたことを、院内に掲示しています。
適切なレセプトの作成法
小児診療のコツ
検査機械「ERG」の正しい使用方法
心因性視力障害について
近視について
目の油を出す分泌腺、「マイボーム腺」機能不全について
ご来院の際は、是非お手に取ってご覧下さい。
最後に、お休みの間皆様にはご不便をおかけしました。
学会で学んできたことを、今後の業務に
活かしていきたいと思います。
      おじぎ

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