2013年10月
今回は簡単なようで意外と難しい
正しい目薬の使い方をお話しましょう。
【 正しい点眼方法 】
顔を上に向け、人さし指で下まぶたを引いて、
下まぶたに1滴滴下します。目の真ん中に点眼する必要はありません。
【 1回の点眼量は1滴 】
人間の目は1滴以下の目薬しか入りませんので
よく効かせようと思って一度に何滴もつけることは意味がありません。
【 点眼後静かに眼を閉じる 】
点眼後は静かにまぶたを閉じます。
この際にまばたきをせず、目頭(涙嚢部)を軽く押さえます。
これは鼻涙管へ薬剤が流れ出ることを防ぎ、
効果を高めるためです。
【 複数の目薬を使用する場合 】
複数の点眼液を使用する場合の点眼順序については、
多くの場合、決まりはありませんが、あえて点眼順序をつけるならば
原則としてよく効かせたい方を後に点眼します。
特に医師から指示が出ている場合は、それに従います。
懸濁性点眼液は水に溶けにくく吸収されにくいものもあるので
後に点眼することが望まれます。
前の目薬が流れ出てしまい、十分な効果が得られなくなってしまうので
2種類以上の点眼薬はできれば5分以上間隔をあけましょう。
【 あふれた点眼液は
清潔なガーゼやティッシュで拭きとる 】
あふれた点眼液は、その成分や添加剤によりまぶたなどに
炎症を起こす可能性があります。
また、緑内障治療薬のなかでプロスタグランジンF2α誘導体に分類されるものは
点眼液による虹彩や瞼への色素沈着 やまつ毛が濃くなることが知られており
点眼後にきちんとふき取るか、洗顔することが重要です。
【 点眼薬の汚染防止 】
手をせっけんと流水でよく洗ってから点眼する
手には多くの雑菌が存在するため、
点眼前には手洗いすることが重要です。
点眼薬のキャップをはずすときにも、容器の先に指が
触れないように注意が必要です。
容器の先がまぶたやまつ毛に触れないように点眼する
容器の先が眼に触れると涙液が逆流し、点眼容器内の
薬液が眼脂などで汚染されるおそれがあります。
正しい目薬の使い方を身につけて、これからも眼の健康を保っていきましょうね。
気になることがあればお気軽にご相談下さい
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