2013年01月
花粉症とコンタクトレンズについて
今年も花粉の季節がやってまいりました。
2013年のスギを含めた花粉の飛散数は、2012年と比較すると、
2~5倍になると見込まれています。
花粉症では、鼻水・鼻づまりなどの鼻の症状の他、
眼のかゆみや充血などの眼症状に悩まされる方が多く、
特にコンタクトレンズを装用している方にとってはつらい時期になります。
花粉飛散時期には、メガネの装用とコンタクトレンズ装用中止が良い
のすが、調査によると、飛散時期であってもコンタクトレンズの装用を
希望する方が多いことが明らかになっています。
<花粉飛散時期におけるコンタクトレンズ装用には
初期療法とコンタクトレンズの選択が重要>
point 1
初期療法が大切
花粉飛散時期をできる限り快適に過ごすためには、
アレルギー症状を軽くすることが重要です。
花粉飛散が予想せれる約2週間前から抗アレルギー点眼薬を
使用することを
「初期療法」といい、これが有用です。
初期療法により、アレルギー症状を軽くすることができれば、
コンタクトレンズの装用を継続することも可能になります。
point 2
アレルゲンを回避
花粉飛散時期においてもう一点重要なのが、
アレルゲンを回避することです。
アレルゲンを回避するためには、
コンタクトレンズに花粉を付着させない、残さないことです。
そのためには、花粉が付着したレンズを、
毎日新しいレンズに交換することができる
1日使い捨てタイプのコンタクトレンズへ変更することが有用です。
さらに、乾燥しにくいタイプのコンタクトレンズが望ましく、
シリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨てタイプのコンタクトレンズの選択がおすすめです。
現在、ジョンソン&ジョンソンから発売されている
「1デイアキュビュートゥルーアイ」のみとなりますが、
とても装用感の良いコンタクトレンズです。
オススメですよ。
今から花粉対策をして、花粉の時期を乗り越えましょう
明けましておめでとうございます。
さっそくですが、乱視補正(トーリック)単焦点眼内レンズについてお話しましょう。
乱視補正(トーリック)単焦点眼内レンズとは・・・
白内障手術をすると、人工のレンズを眼内に入れます。
そのレンズの種類のひとつに
乱視補正(トーリック)単焦点眼内レンズがあります。
通常の単焦点レンズの場合、
乱視矯正ができないので、手術後に近視や遠視の矯正はできても、
乱視はそのまま残ってしまいます。
そのため、強い乱視がある場合、
乱視矯正のメガネが必要になるのです。
この時に、乱視補正(トーリック)単焦点眼内レンズを使用していると、
白内障手術と同時に乱視矯正もできるので、
裸眼視力は良くなり、メガネが必要となる可能性も低くなるのです。
乱視が強い方には、この「乱視補正(トーリック)単焦点眼内レンズ」がお勧めです。
保険適応のレンズでもあります。
ただし、その適応については十分に考慮する必要があります。
【適応とならないのは・・・ 】
・強度近視のある場合
・不正乱視
・眼底に疾患のある場合
その他、目の状態によっては、通常レンズの使用の方が望ましいことも
あるので、医師と相談の上、選択しましょう。
当院で、トーリック眼内レンズを使用した患者様に
感想をお聞きしましたところ・・・
『メガネなしで、とってもよく見えるようになった』
と、大変喜んで頂きました。
今年も、皆様に心のこもった温かい医療が提供できるよう
スタッフ全員で取り組んでいきます。
よろしくお願い致します。
平成25年1月25日(金)~26日(土)は、
日本眼科手術学会への参加のため
休診させて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。
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