11月29日(月)午後1時から2時まで
お昼の休憩時間を利用して、
ファイザー株式会社さん主催の
勉強会を行いました。
まずは緑内障という病気について
簡単にみていきましょう。
緑内障とは、眼圧などによって
視神経(物を見る上で大切な脳への伝達路)が
障害され、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったり
する病気です。
失われた視野は戻ることはありませんが、
さらに進行しないように、防ぐことが大切になります。
防ぐ為には今以上に進行しないよう、
私たち眼科医・スタッフがアドバイス・管理をします。
それと同時に患者様の協力も必要となります。
それは、自宅での目薬の点眼です。
患者様にアンケートを取った結果、
・2種類以上点眼薬がある場合、5分以上時間を空けられない。
・点眼液がきちんと目に入らない。こぼれる。
・1滴だときちんと入ったか不安なので2~3滴入れる。
などの意見があったそうです。
目薬をきちんと入れて頂くことが
緑内障の進行を防ぐ為には必要不可欠ですが、
患者様の意見を聞いて開発されたのが、
このザライーズ(点眼補助具)だそうです。
このザライーズの使い方についても
今回の勉強会でしっかり講義をうけました。
この点眼補助具は、キサラタン点眼液・ザラカム配合液
限定になりますが、この点眼液を使っていて
目薬が入れにくいという方は、試す価値ありですよ。
【点眼補助具のメリット】
・確実に目の真ん中に目薬を入れることができる。
・介助の方も容易に入れてあげることができる。
・点眼補助具に点眼液をセットしたまま、保管できる。
などがあります。
【デメリット】
・点眼補助具のセットの仕方に慣れることが必要。
(セットは難しくないので、慣れれば簡単ですよ)
緑内障は目薬を入れることが最も重要になりますが、
億劫(おっくう)になりがちな点眼に対しても
このように、どんどん患者様の力になれるよう
開発されているようです。
私たちも今後、この点眼補助具について
患者様に紹介していこうと思いますが、
興味のある方・使用したい方は
お気軽にスタッフに声をかけて下さいね。
またこの場をお借りして
今回勉強会を開催して下さいました
ファイザー株式会社さんに
院長・スタッフ一同、お礼申し上げます。
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